あなたが普段目にする保険は、本当にあなたが必要な保険だと言えますか?

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先日から保険の話が続きますが、
折角(?)なので続けて。

生命保険文化センターのレポートを眺めていたら
一つ重要な点に気づいたのでシェアしておきます。

これをお読みのあなたは大丈夫かもしれませんが、
あなたのご両親は、もしかしたら危ないかもしれませんよ…。



保険の種類と検討データ


公益財団法人 生命保険文化センターというところがあるのですが
そこが毎年「生命保険相談リポート」というレポートを発行しています。

これはこの生命保険文化センターが受けた年間の相談について
種類別の件数や相談傾向をまとめたレポートになっています。


2016年度は1,259件の相談があり、うち1,238件は
一般の相談だったということです。

一般相談の内、「生命保険の加入検討の相談」というのがあって
どういった保険の加入を検討しているのか、その比率も
明らかにされていました。

それがこちらのグラフ。

加入を検討している具体的な保険種類

平成28年度版 生命保険相談リポート|生命保険文化センターより抜粋)

文脈より、件数ベース比率と思います。


このグラフで目立つのは医療保険の多さですね。
このブログでも再三、医療保険はそんなにいらない、
と主張してきました。

先日の記事

保険の損得は人それぞれ。それが判断を困難にさせる原因になっています。



や、こちらの関連記事も参考にしてください。



医療保険は絶対不要とまでは言いませんが
保険を検討する際に筆頭候補と
なるような保険ではありません。

2名以上の世帯が必要な保険の筆頭といえば
定期保険や収入保障保険ですね。

なんとそれらの保険は4位以下に
おいやられてしまっています…。


医療保険が加入検討の第一位になってしまうというのは、
なにか原因があるんだと思います。


と思って、レポートの下の方を見てみると…

主な認知経路別の相談区分

平成28年度版 生命保険相談リポート|生命保険文化センターより抜粋)


主な認知経路別の相談区分というのがありました。

この表の赤枠の部分を見ると、加入検討の相談者は
雑誌・新聞経由、特に新聞経由で相談する人に
特に多いということが分かりますね。

新聞経由で生命保険文化センターの存在を見つけるということは、
普段から新聞を良く読んでいると想像できます。

そうした人たちに、加入検討の相談が多いというのが
データで示されています。


一方、インターネット・消費生活センター・文化センター出版物経由で
相談にくる人は、仕組み・税金・保全に関する相談が多いようです。

一体この違いは、なんでしょうか。


必要な人に必要な情報が行き渡っていないんじゃないか?という懸念


ここからは僕の推測になりますが、
新聞経由の人に加入検討相談が多いのは、
「情報受動型」の人が多いのではないかと考えています。

受動型の人というのは情報を与えられるままに受け取ってしまう人で、
テレビや新聞の広告を含め、そのまま受け取ってしまうタイプの人です。


医療保険の広告はTVや新聞等でよく見かけますが、
広告文をそのまま鵜呑みにして
加入検討をしてしまっているのかもしれません。

ちなみにテレビ経由の人の相談がないのは
単に生命保険文化センターがテレビCMを
流していないからだと思います。



一方で、ネット経由の人は「情報能動型」なんだと思います。

ネットというのはいい意味でも悪い意味でも、
自分で動かなければ情報が取得できません。

そういうタイプの人は鵜呑みにせず、
きちんと内容を確かめようとする傾向があり、
それが保険の仕組みや税金への関心を
生んでいるのかもしれませんね。


これはあくまでも僕の推測でしかないので
これが結論だとは言いきれませんですが

少なくとも金融商品を正しく判断するためには
メディア・リテラシというものが必要になってくる、
とは言えるのではないでしょうか。


例えば検索してこのブログに到達されたような方は、
ある程度のメディア・リテラシが付いているのかもしれません。


一方で、主としてテレビや新聞だけから情報収集してしまうと、
判断が偏ってしまい、結果として企業のマーケティングレールに
そのまま載せられてしまう可能性が高まります。

それが良い、悪いという議論は難しいですが
本当に必要な人に、本当に必要な情報や商品が
果たして行き渡っているのかどうかという
懸念は残りますね。


テレビや新聞が流す情報が悪いわけではないですが
テレビや新聞などのマスメディアの運営費は
主に広告費で賄われていますので、
読者よりも企業側の理屈が通っている
可能性は高いです。

となれば、そうしたメディアだけで判断するのは…
ということです。

お金の動きを観察すれば、その情報が
「誰のための情報か」ということが分かってきます。


当たり前の経済原理として、お金を出している人が
有利になるような情報が提供されているはずです。



特に金融商品は契約すると大きなお金が動きますから、
判断材料も十分に吟味したいところですね。



以上、保険会社からもマスメディアからも
完全に独立したイチFPの所感でした。



ps.

努力や投資法とは無関係に、こんなに資産が変わることはご存知でしたか?

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プロフィール


こんにちは、林FP事務所代表の林健太郎です。ブログご訪問ありがとうございます。

工学博士(阪大)、個人投資家。投資歴は10年以上。金融機関に属さず、保険・証券の販売に一切関与しない、完全独立のファイナンシャルプランナーです。アラフォー、2児の父。

今後、日本では好むと好まざるとにかかわらず、どんどん自己責任が問われていくようになるでしょう。自助努力で資産形成していくこと、そしてその方法を中立な立場で伝えていくことが大切だと考え、独立して活動しています。

子どもにも安心して教えられる資産運用法を中心にお伝えしていますが、まだまだ「投資=難しい&ギャンブル」「投資=売買でドキドキ&忙しい」と誤解している方も多く、長期投資の考えを広めていけたらと思っています。

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