医療費控除とスイッチOTC薬の所得控除の違いについて調べてみました。

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スイッチOTC薬控除制度というのはご存知ですか?

医療費控除と似た制度ですが、
スイッチOTC薬のみに使える所得控除制度で、
主に医療費のかからない世帯に
メリットがある制度です。

スイッチOTC薬控除制度は医療費控除との
選択となるので、どちらがお得なのか?
比較してみました。


スイッチOTC薬の基本


まずは聞き慣れない、スイッチOTC薬とはなにか?
を調べてみました。

スイッチOTC薬とは?

スイッチOTC薬(スイッチOTC医薬品)とは、

これまで医師の処方箋によらなければ使用できなかった指定医薬品(処方箋医薬品)指定の医療用医薬品の中から使用実績があり、副作用の心配が少ないなどの要件を満たした医薬品を薬局などで処方箋なしに購入できるよう、一般用医薬品として認可したものをスイッチOTC薬という。

一般用医薬品|Wikipedia

ということで、今まで病院にいかないと手に入らなかった薬を、
ドラッグストア等の店頭で販売できるようにした薬のことですね。

保険が効かない分、処方薬よりは高価なことが多いようですが、
病院に行く手間や診察料などを低減できるので
トータルとしてはコストを減らすことが期待されています。

社会保障費がどんどん膨らむ中、
健康を維持しながら医療費を下げる
「セルフメディケーション」の考えに
基づいているようです。


スイッチOTC薬のリスト


ネットで検索すると、スイッチOTC薬を紹介している
ページがたくさん出てきますが、なかなか
「決定版」といえるようなページが見つかりません。

個人的に分かりやすいかなと思ったのが、
例えばこちらのページです。

→新サイト 薬局薬剤師 薬の説明

一部抜粋しますと

  • パンシロントリム 三層錠(第2類)
  • ガスター10(第1類)
  • 大正胃腸薬S(第2類)
  • アルガード鼻炎内服薬Z(第2類)
  • エスタック鼻炎24(第1類)
  • イブA錠(第2類)
  • フェイタス(第2類)
  • ダマリンL(第2類)
  • コーラックソフト(第2類)
  • ニコレット(第2類)


など、見覚えのある薬も結構たくさんあるみたいですね。


スイッチOTC医薬品ではないですが、
OTC医薬品全体を検索できるサイト


もあるようですので、合わせて活用してみてください。


ご自身の薬がスイッチOTC薬かどうか
どうしてもわからない場合は、
ドラッグストア等に所属している
「薬剤師」さんに聞けば教えてくれるはずです。


(向こうも商売ですから、できれば購入時に
合わせて聞けると、いいですね^^)


スイッチOTC薬控除と医療費控除の制度の違いは?


スイッチOTC薬控除ときけば、当然思い浮かぶのが
医療費控除との違いは何か?でしょう。

二つの制度について、比較してみました。

スイッチOTC薬控除と医療費控除の制度比較
スイッチOTC薬控除 医療費控除
対象者の要件 ・特定健康診査
・予防接種
・定期健康診断
・健康診査
・がん検診
等を行っている人。または医師の関与のある予防接種を行っている人。
特になし
医療費等の支払い対象者 ・自己
・自己と生計を一にする配偶者とその他親族
対象となる医療費等 スイッチOTC医薬品購入費 医療費等
所得控除額(※1) 12,000円を超える部分で、88,000円まで。 10万円(※2)を超える金額で、200万円まで。
対象期間 平成29年から平成33年末まで 特になし
その他 医療費控除とスイッチOTC薬控除は併用できず、どちらかを選択する。
※1 保険等の給付金は所得控除額から差し引く
※2 その年の総所得金額等が200万円未満の人は、総所得金額等5%の金額

医療費控除は以前からある恒久的な制度ですが、
スイッチOTC薬控除は平成29年(2017年)から始める
時限制度で、実際に確定申告で控除の申請ができるのは
平成30年に提出する確定申告からになります。

スイッチOTC薬の領収書、レシートは
2017年分から集めておきましょう。

申請が増えて人気が出てくれば、
期限の延長や恒久化が検討されるかもしれません。


控除額の比較


上の比較表からも分かる通り、スイッチOTC薬控除と
医療費控除については「いずれか一方」を選択して
申告する必要があります。

じゃぁ実際、どっちがお得なの?

というのをズバリ判断するため、
二つの制度の控除額を比較してみました。


スイッチOTC薬控除と医療費控除の控除額比較

これを見ると、18.8万円のところに
分岐点があるのがわかりますね。

ただし、表でも示したとおり、スイッチOTC薬控除と
医療費では対象となる支出が異なります。

ちょっと面倒なのですが、
以下のように考えると良さそうです。


  • スイッチOTC薬と医療費等の合計額(以下合計額)が18.8万円を超える場合は、迷わず医療費控除

  • 上記が18.8万円以下であれば、合計額による医療費控除とスイッチOTC薬控除のいずれか多い方を選択

  • 合計額が10万円以下であれば、迷わずスイッチOTC薬控除


というのが、両制度をお得に使う方法のようですね。

ざっくりと言えば、年間の医療費が少なく、
OTC医薬品だけで健康維持できているような方(ご家庭)は
スイッチOTC薬控除活用の出番が増えそうです。


まとめ

平成29年(2017年)から始まる
スイッチOTC薬控除制度とその活用法について
まとめてみました。

スイッチOTC薬は身近な薬として
ドラッグストア等でも販売されていますので、
どれがスイッチOTC薬かな?と調べながら、
楽しく控除制度を利用しましょう!







ps.

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こんにちは、林FP事務所代表の林健太郎です。ブログご訪問ありがとうございます。

工学博士(阪大)、個人投資家。投資歴は10年以上。金融機関に属さず、保険・証券の販売に一切関与しない、完全独立のファイナンシャルプランナーです。アラフォー、2児の父。

今後、日本では好むと好まざるとにかかわらず、どんどん自己責任が問われていくようになるでしょう。自助努力で資産形成していくこと、そしてその方法を中立な立場で伝えていくことが大切だと考え、独立して活動しています。

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