「投資をする」というのはおかしいのではないか?

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いつも僕が「違和感」を抱いている表現があります。


それは「投資をする」という表現。


「あなたは投資をしていますか?」

「いや、僕は投資はしてないんですよ…」


なんて感じで、使うと思います。


ごくごく、ありふれた表現ですが
実はそこに投資の本質を紐解く
カギが隠されています。



投資とは株式なんですか?

あなたは誰かと投資の話をしたりしますか?

投資の話なんかをしていると

「投資ってアレでしょ、ほら、銀行とかで株式を買って…」

と、言われるかもしれませんね。


(ちなみに、細かいようで恐縮ですが
銀行で株式は買えません。
株式投資信託なら、買えますが)


細かいことはともかくとして、

投資 = 株式

という図式は、多くの人が持っている
普通のイメージなんじゃないかと思います。

ある意味、それは正しい認識とも言えるのですが
実は理解の入り口がそこではマズイんです。



そもそも、
株式を買うことが投資というイメージを持ってしまうのは
まず「貯金」が前提だからです。


毎日がんばって働いて、
その報酬として毎月会社からもらう給料は
銀行の預金口座に振り込まれますよね。


そこが一番安全なお金の置き場所だと
一般的には思われているからです。

だからそれとは異なる株式が、
象徴的な意味合いも込めて
「リスクのある資産」と思われています。


では、もしこの前提が覆されたとしたら、
どうなるでしょうか?



たとえば、想像してみましょう。


もし、給与が当たり前のように株式で与えられたら、
どうなるでしょうか?

もしかしたら貯金が投資になる、
ということは考えられませんか?


「そんなアホな…」


と思われるかもしれませんね。
実際、ベンチャーみたいなストックオプションとかでない限り、
現状、給与が株式でやってくることはないと思います。


でも、あながち空想だけの話でも
ないかもしれませんよ。


例えば、確定拠出年金制度。
ご存知ですよね。

このブログでも、何度かご紹介してきた
投資家に「うれしい」制度です。




実は確定拠出年金にある資金の大半が何の指示もなく
放置されていて、預貯金(定期預金)の状態なのですが
これではいけないだろうという議論がされています。


どういうことかというと、
なにも言わない人は株式を含むバランスファンドなどの購入を
「前提とすること」を検討してもいいのではないか
と言われているのです。


「え?じゃぁ天引きされた給料で
自動的に株式を購入していくということ?」


そのとおりです。
まだそうなってはいませんが、
将来そうなるかもしれません。


そうなれば、株式を買うということに対して
投資という感覚はなくなっていくかもしれませんね。


僕はこれは、投資に対する偏ったイメージを
くつがえす意味でいいのではないかと思っています。



現金も投資?

その実、現金や貯金も投資といえて、


  • 銀行を通じて間接投資をしている
  • 将来のデフレを期待した投資といえる
  • FXが投資というなら、自分の国の貨幣もまた投資といえる。


のですから。

投資というならリスクがあるわけですが、
上の三つともに、それぞれリスクがあります。


間接投資でいえば、銀行に預けたお金は銀行の破綻リスクを受けています。
銀行が経営やなんらかの投資に失敗して破綻した場合、
預金は1000万円とその利息分までを上限に、保護されます。

逆にいえば、1000万円ぐらいまでしか保護されないので、
それ以上は銀行の破綻リスクにさらされてしまうわけです。

とくに、最近の銀行は低金利、マイナス金利で
円の安全運用先が限られていますから、
特に地銀などがリスク資産を積極的に
買いに行っています。


だから必ず破綻するとは言えませんが、
預金だから絶対安全、というわけではないですね。


次に、預金はインフレ(デフレ)リスクを受けるといいます。

これはちょっとイメージしにくいんですが、
要は現金はそのままでは増えませんが
物価は変わるので、もし物価が上昇したら
同じものを買うのに余計に現金が必要になりますよね。

これは、お金の価値が目減りした状態です。

日銀はせっせとインフレ状態にしようと日夜努力していますから、
現状、ほとんどインフレ状態にはなっていないものの、
いずれそうなる可能性は否定できません。


最後の、自国通貨も投資というのは、
政府の信用破綻や、外国為替の影響を受ける、
という意味です。

政府の信用破綻はともかくとして、
ご存知の通り、日本は他国と貿易しないと
やっていけません。
(どんな国でもそうだと思いますが)

海外からの資源や商品の輸入は
為替の影響をモロにうけるわけで、
円安になればその分、輸入するのに
より多くの円が必要になります。


これは、他国から見たときに
円の価値が目減りしている、
ということになります。


…まぁ、ここはスッと理解できなくても構いませんが、

要は、現金、預金も、こうしたいろんなリスクを受けている
ということを知っておく必要があるということです。



じゃぁ、どう考えたらいいんですか?


だから、預金だから安全で大丈夫とか、
常識を頼りに安易に考えるのはちょっとお金に対する
認識が危ないわけです。


僕はなにも、株式投資をしないといけないと
言っているわけではありません。


そうではなくて、現金にしろ、株式にしろ、
不動産にしろ、どんな資産であっても
それぞれのリスクはあるんだから、そのリスクに目を向けて、
リスクへの備えをするべきだということです。



投資をするとかしないとかではなくて、
現金であれ、その他の資産であれ、
常に全て何かに「投資されている」のです。


じゃぁその投資の配分を、将来に向けて


「どう変えていくのか?」

「どう変えたいのか?」


という考え方をするといいと思います。


で、ご自身で考えた結果として株式投資となるなら、
それはとてもいいことだと思います。

株式投資でなくとも他の資産であっても、
ちゃんと考えた結果としてなら
全然、いいと思います。



あなたにとって、最も「都合のいい」配分が見つかれば、
お金の心配をすることなく、自信を持って
前に進んでいくことができるようになりますよ。



ps.

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プロフィール


こんにちは、林FP事務所代表の林健太郎です。ブログご訪問ありがとうございます。

工学博士(阪大)、個人投資家。投資歴は10年以上。金融機関に属さず、保険・証券の販売に一切関与しない、完全独立のファイナンシャルプランナーです。アラフォー、2児の父。

今後、日本では好むと好まざるとにかかわらず、どんどん自己責任が問われていくようになるでしょう。自助努力で資産形成していくこと、そしてその方法を中立な立場で伝えていくことが大切だと考え、独立して活動しています。

子どもにも安心して教えられる資産運用法を中心にお伝えしていますが、まだまだ「投資=難しい&ギャンブル」「投資=売買でドキドキ&忙しい」と誤解している方も多く、長期投資の考えを広めていけたらと思っています。

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