苦しくなるぐらいなら、いっそ持たないほうが清々しい。

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あなたは毎日、買い物をしていますよね。


世の中には家計管理ソフトがあるぐらいですから、
管理しなければ知らない間にお金が無くなるぐらい、
頻繁にモノとお金を交換しているともいえます。


この「モノを持つ」ということについて
今日はすこしお話ししてみたいと思います。




モノを買うという「魔力」

それこそモノによるとは思いますが、
モノを持つというのは、モノを買う、
モノを買うというのは、金銭と所有権を交換する
ということを意味しています。


そして僕らは、この所有権という権利に弱い。


何かを所有し、またその所有権をひけらかすことの
優越感や満足感にひたると、なんだか自分が
エラくなったような気にもなりますよね。


ところが、水や食料などの生活必需品は別ですが
逆に言えば生活必需品「以外」はなにも
所有権でなければいけない理由はありません。

実際には一時的な「利用権」を安く買うだけで、
事足りることも多いのです。


例えば、車。


最近でこそ車を持たない合理的な、若い方も増えていますが、

ほんの少し前までは車を持たないヤツは
甲斐性なしとみなされるほどの
「強い所有バイアス」があったことは
否定出来ないでしょう。


「いやぁ、車ひとつでそれはいいすぎでは…」


と思われるかもしれませんね。

では「家」はどうでしょうか。


僕個人としては全然そんな価値観はないのですが、
「家を持たないと甲斐性なし」という
雰囲気を感じたことはありませんか?

少なくとも僕は、感じたことがあります。


家を持つことが悪いとはいいません。


家族が快適に暮らせる、安定した場所を持つことは、
決して悪いこととはいえないでしょう。

僕がいいたいのは目的を達成するための手段と
所有欲を満たすための手段を混同してませんか

ということ。


目的を達成するのは立派なことですが、
目的と所有欲を混同して、
所有欲を満たすことを優先してしまうと
困った状況を招くことが多いようです。


家を買うのに、実力以上に背伸びした
多額のローンを組む。

車を買うのに必要以上にローンを組む。


モノを「所有」するのに、お金を「借りる」のは
なんだか変な気がしませんか。


そもそも、ローンを組んで買うものは
ローンを払い終えるまで債権者に所有権がありますので
自分のものにすらなっていません。

結局、自分のモノになった気がするだけです。


その「気分」を買うために、数十万や
数百万という利息を払う。

そこまでして、最終的に所有することに
こだわらないといけない理由がどこにあるのか。

たいてい、長い長いローンを払い終えたとき、
車や家の評価額は相当に低くなっています。


こうした「カラクリ」をもう一度、
じっくりと考えてみて欲しいのです。



所有から共有へ

所有したいという気持ちはヒトの本質的な欲求ですし
それを否定することはナンセンスです。

もちろん僕も、所有欲は
モチベーションを高める効果もありますし
大切だと思っています。


ただ所有欲に「負けて」しまっては
結局自分で自分の首をしめることに
なりかねません。


本来、モノというのは生活を向上させるためにあります。


ですが先ほどの例のように、モノを所有するために
お金を借り、そのために余計に働かなければならず
ゆとりのない生活になってしまう…
というあべこべの状況になってしまいます。


他人というのはあなたが思っているほど
あなたのことを気にしていませんから、
所有権をみせびらかす(つまり、見栄っ張り)
は残念ながら空振りに終わることが多いです。

事実、持ち家か賃貸かの違いで、
仕事に支障が出たことは僕の経験では一度もありませんし
そんな話も、聞いたことがありません。

結局、まわりの人は、そんなこと全然気にしておらず
自己満足にひたるだけの残念な結果となります。

あなたの自己満足のために、
あなたが汗水ながして稼いだ貴重なお金を
払っているともいえるのです。


だからそんな、どうでもいいこだわりなんてさっさと捨てて
いっそモノなんて持たないほうが清々しいと思いませんか?



さいわい、最近はモノを所有するという固定観念がやわらいで、
モノを共有するという概念へシフトしてきています。


「いつかはクラウン」から、「カーシェアリング」へ。


「いつかは一戸建て」から、「賃貸やリノベーション」へ。


家は買うにせよ借りるにせよ高い買い物になりますから
よくよく検討は必要ですが、
そもそも所有する「以外」の選択肢を
考えること自体が大きな前進なのです。


 ショッピングモールの駐車場にたどり着くまでに
 1時間以上かかるような車という移動手段を
 「所有する」必要がどれぐらいあるんだろうか?


 8軒に1軒が空き家と言われるこの日本で、
 借金までして新築を「所有する」意味が
 どれぐらいあるんだろうか?


これから車も家もどんどん余っていきますから、
借りる側としては住みやすい世の中に
なっていくはずです。


車や家に限らず、あなたの中にある
「所有欲」にきちんと向き合えるなら、
きっとここは住みやすい世の中だということに
気づけるはずです。


ps.

努力や投資法とは無関係に、こんなに資産が変わることはご存知でしたか?


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こんにちは、林FP事務所代表の林健太郎です。ブログご訪問ありがとうございます。

工学博士(阪大)、個人投資家。投資歴は10年以上。金融機関に属さず、保険・証券の販売に一切関与しない、完全独立のファイナンシャルプランナーです。アラフォー、2児の父。

今後、日本では好むと好まざるとにかかわらず、どんどん自己責任が問われていくようになるでしょう。自助努力で資産形成していくこと、そしてその方法を中立な立場で伝えていくことが大切だと考え、独立して活動しています。

子どもにも安心して教えられる資産運用法を中心にお伝えしていますが、まだまだ「投資=難しい&ギャンブル」「投資=売買でドキドキ&忙しい」と誤解している方も多く、長期投資の考えを広めていけたらと思っています。

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