The Economistより。中国の投資や消費の変化がもたらす世界的影響について。

更新日:
  • 人気ブログランキング
2014-09-04 12.01.14

30年間年率10%成長を続けてきた中国が、
ここ数年は7.5%台に落ち込んでいて、
その成長神話に陰りがでているというのは
みなさんご存知のとおりです。
(それでも、他国から見れば羨ましい成長率ではありますが)

そこで、中国の成長率の鈍化が他国にどのような影響を及ぼしているのか
ちょっと分析してみました、という記事が
The Economist 7/26号に掲載されていました。

かねてより新興国の動向を気にかけているので、
自分の勉強ということもあって、内容をまとめてみます。

(画像はdjandyw.comによる提供)



各国への影響

投資の落ち込みが主な影響で、
台湾の機械メーカーや、オーストラリアの真鍮生産者の
中国向けの輸出が伸び悩み、
香港の宝石店は売上は40%ダウンするなど、
世界各地で影響がでているようです。

一方で、牛乳の消費量が伸びていたり(アジア新興国にありがちな現象)、
30代の中国人女性が韓国化粧品販売店の最大の買い手だったりと、
個人消費に関しては明るい材料が見えてきています。


中国への輸出がない国々も
特に商品(コモディティ)、メタル市場の価格を通じて
大きな影響をうけているようです。

例えば石炭の価格は2011年と比較してほぼ半分に下落。
逆に自動車でよく使われる亜鉛価格は上昇傾向で、
過去にあった真鍮価格のような動きをしているようです。


記事では個人消費が最終的には重要と指摘していて、
例えば中国GDPに占める個人消費の割合が
2010年は34.9%だったのが、2013年は36.2%と
向上していることを挙げています。



コンドームが中国の成長を占う!?

記事では、「コンドーム」の消費の伸びも紹介していました。

あまり日本の記事でコンドームについての意見は見かけませんが、
海外の記事は面白い発見もありますねw

気分を害された方には申し訳ないですが、
投資や経済を見るときに余計な「偏見」は邪魔なだけです。


真面目な話をすると、コンドームの消費は、
幅広い指標を捉えることが多いらしく、
例えば都市化の程度とか、収入や教育費の伸び、
余暇時間などに影響を受けるとか。

中国のコンドームの輸入量は2007年から2013年にかけて、
約3倍の3,400トンに成長。

一方で原材料のゴムは2011年以降、約半分になったそう。
イケイケのメーカーCEOのコメントが挙がってましたw。


記事では中国の消費、コンドームや牛乳、自動車は
中国人が欲しいものを作る国は伸びるよ、
という予測のバイアスがかかっているとして

結局今後はどうなるか、分からないよ
といったトーンで終わってましたが、
さて実際はどうなるんでしょうね。

個人的な考え(あたるもあたらないも…ですが)は


  • 中国の労働人口のピークは2016年と予想されており、今後世界の工場(生産地)としての役割を徐々に小さくしていく。

  • 一方で莫大な消費市場があることから、消費地としての役割は増して行く。(←今回の記事で、少しこの考えが強化された)

  • 非常に長期的(30年程度のスパン)には、インドが生産地としての役割を担っていく。アフリカの消費が増えていけば、中国よりインドの方が地理的に近いので有利?



定型句で恐縮ですが、最終的な投資判断は、ご自身でお願いいたします。^^


ps.

努力や投資法とは無関係に、こんなに資産が変わることはご存知でしたか?


  • 人気ブログランキング

コメントフォーム

名前

 

メールアドレス

 

URL

 

 

コメント

資産構築 Facebookページ

「ゼロから資産形成したい」なら、無料メルマガで学ぼう!

プロフィール


こんにちは、林FP事務所代表の林健太郎です。ブログご訪問ありがとうございます。

工学博士(阪大)、個人投資家。投資歴は10年以上。金融機関に属さず、保険・証券の販売に一切関与しない、完全独立のファイナンシャルプランナーです。アラフォー、2児の父。

今後、日本では好むと好まざるとにかかわらず、どんどん自己責任が問われていくようになるでしょう。自助努力で資産形成していくこと、そしてその方法を中立な立場で伝えていくことが大切だと考え、独立して活動しています。

子どもにも安心して教えられる資産運用法を中心にお伝えしていますが、まだまだ「投資=難しい&ギャンブル」「投資=売買でドキドキ&忙しい」と誤解している方も多く、長期投資の考えを広めていけたらと思っています。

プロフィール詳細はこちら
Twitter(@kabuco_h)
Facebookページ
お問い合わせ
実績
Facebookページ
「いいね」がもらえると嬉しいです!
人気記事 月間TOP
最近のコメント