確定申告・年末調整に必須のiDeCo掛金払込証明書と2018年からの拠出年単位化について

先日、iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)の
掛金払込証明書が届きました。

これから年末調整や確定申告の時期がやってきますが、
この証明書は重要なのでなくさないように
必ずとっておきましょう。

会社勤めで今年からiDeCoを始めた方は
年末調整で忘れず申告するか、
来年2月から始まる確定申告で税の還付を受けましょう。



それと、来年からiDeCoと企業型DCの拠出上限単位が
月単位から年単位となります。

こちらのルールは若干ややこしいので、
表を使ってご説明します。


iDeCoの掛金払込証明書で所得控除を申告しよう


iDeCoの掛金払込証明書とはこんな書類(ハガキ)です。



年末調整や確定申告の際、
この書類を添付して控除を申請すれば
所得から全額控除される仕組みになっています。

所得が減った分、所得税と住民税を
下げられるわけですね。


iDeCoは掛金が全額所得控除になる


iDeCo掛金の年間合計額は、
「小規模企業共済等掛金控除」という扱いで、
掛金の全額が、所得控除されます。

こちらの記事

高給サラリーマンを直撃?「給与所得控除」の見直しトレンドについて。



で、特に近年は高給サラリーマンの
給与所得控除がどんどん減らされている
という話をしました。

こうしたサラリーマン(ウーマン)の優遇は
今後も縮小され、他の職種、特に自営業等に
近い形になっていくことも予想されます。

そんな折、今年からiDeCoは原則全ての現役世代が
使えるようになりましたのでこの全額所得控除という「優遇」を
使わない手は無いと思いますね。


iDeCoの掛金


iDeCoの掛金は、職種やお勤め先の企業の退職金制度などにより
いくつかの区分に別れる仕組みになっています。


2017年から皆年金の個人型確定拠出年金(個人型DC/iDeCo)で気をつけるべきこと。




この記事から図を再掲すると、

iDeCoの掛金
個人型確定拠出年金の新規加入可能者のイメージ
(クリックして拡大)


のようになっていて、サラリーマンの方で
iDeCoが使える場合は月掛金の上限が12,000円から
23,000円までと幅があります。

100%とは言えませんが、大企業や給与の高い企業であれば
退職金制度も充実している可能性が高いでしょうから、
その場合は上限月12,000円となることが多いようです。

また、そもそも企業型確定拠出年金を備えている場合
規約の変更等をしなければiDeCoへの加入が出来ないようですので
その点も注意が必要です。

このへんはいろいろ悩む前に
お勤め先に問い合わせるのが
早くて確実でしょうね。

上限が低くても月12,000円、
年間14.4万円まで拠出でき
それが全額所得控除となります。

給与が高くて税金が大変!な方は
14万円の控除でもありがたいはずです。

あとは間接的に節税となる
「ふるさと納税」とかですかね。

iDeCoの掛金は「投資」をしないといけないわけではない


このような所得控除があるiDeCoですが、
拠出したらいわゆる「投資」をしなければいけない
と決まっているわけではありません。

iDeCoの中には「元本確保型」の商品が入っていることがほとんどです。
(ただし改正により元本確保型商品を用意する義務はなくなりました)

ですので、とくにリスクを取る必要はないけど
所得控除のメリットは欲しい、という人であれば
拠出全額を元本確保型商品(例えば、定期預金等)の
購入にあてればいいです。

所得控除のメリットと、
iDeCoの中で購入する


iDeCo掛金の一括拠出も可能に


来年2018年から、iDeCo(と企業型DC)の掛金の拠出は、
月単位から年単位での上限となります。

ただしこのルールがちょっと面倒で、

「よし、俺は1月に14万円を拠出するぜ!」

といってもそれは出来ない仕組みになっています…。

毎月の拠出額が翌月に繰り越されるイメージで、
1月は月々拠出額が上限、以後拠出しなければ
12月は年上限の満額が拠出できるようになります。

言葉で書くと分かりにくいので(汗)
ちょっとこちらの表を見てください。

iDeCo各月の拠出上限一覧

拠出上限(月額) 12,000 円 20,000 円 23,000 円 68,000 円
1月拠出上限 12,000 円 20,000 円 23,000 円 68,000 円
2月拠出上限 24,000 円 40,000 円 46,000 円 136,000 円
3月拠出上限 36,000 円 60,000 円 69,000 円 204,000 円
4月拠出上限 48,000 円 80,000 円 92,000 円 272,000 円
5月拠出上限 60,000 円 100,000 円 115,000 円 340,000 円
6月拠出上限 72,000 円 120,000 円 138,000 円 408,000 円
7月拠出上限 84,000 円 140,000 円 161,000 円 476,000 円
8月拠出上限 96,000 円 160,000 円 184,000 円 544,000 円
9月拠出上限 108,000 円 180,000 円 207,000 円 612,000 円
10月拠出上限 120,000 円 200,000 円 230,000 円 680,000 円
11月拠出上限 132,000 円 220,000 円 253,000 円 748,000 円
12月拠出上限 144,000 円 240,000 円 276,000 円 816,000 円


この表は「実際に全く拠出しなかった」場合での、
各月の拠出上限額になります。

実際に拠出をすると、その拠出額を「マイナスした」
額が拠出上限となります。


例えば表の左側、月額拠出上限が12,000円の方の場合、
12月まで全く拠出しなければ、144,000円を拠出できます。

もし12月までに既に10万円を拠出していたら、

144,000円-100,000円=44,000円

が12月の拠出上限になるという仕組みです。

12月だけでなく、11月でも10月でも
同じ話です。


このルールに則れば、

月額上限12,000円の場合は
例えば6月と12月のボーナス月に72,000円ずつ拠出、
というようなことが可能になりますね。

もちろん「可能になる」ということですので、
今まで通り毎月同額を拠出する、でも
全く問題ありません。


どのようなパターンで拠出したとしても、
年間拠出額の合計を所得控除として
確定申告することができます。

詳しくはこちらの政令案の概要を御覧ください。
確定拠出年金法施行令及び公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律の施行に伴う経過措置に関する政令の一部を改正する政令案の概要(PDF)
(どんだけ長いタイトルやねん…)



iDeCoの掛金控除と2018年からの掛金拠出の仕組み


以上、iDeCoの掛金控除と
2018年から始まる掛金拠出の仕組みについて
まとめてみました。

サラリーマンの給与所得控除が減る中、
iDeCoの所得控除の恩恵は大きいと思います。


まだの方も、ぜひチャレンジしてみてください。


僕が使っているiDeCoの口座なら
こちらから資料請求できます。




ps.

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こんにちは、林FP事務所代表の林健太郎です。ブログご訪問ありがとうございます。

工学博士(阪大)、個人投資家。投資歴は10年以上。金融機関に属さず、保険・証券の販売に一切関与しない、完全独立のファイナンシャルプランナーです。アラフォー、2児の父。

今後、日本では好むと好まざるとにかかわらず、どんどん自己責任が問われていくようになるでしょう。自助努力で資産形成していくこと、そしてその方法を中立な立場で伝えていくことが大切だと考え、独立して活動しています。

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