キャッシュレス決済を無理なく導入しよう。還元事業のこれからと活用方法

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こんにちは。林FP事務所です。

11月に入り、消費増税から1ヶ月がたちました。増税と共に始まったキャッシュレス決済のポイント還元事業はどれくらい活用されているのでしょうか。

また、キャッシュレス決済に壁を感じている方のスムーズな取り入れ方はあるのでしょうか。

今回は、キャッシュレス決済について考えたいと思います。

    この記事のポイント
  • キャッシュレス・ポイント還元事業は好調のようでいて普及が飛躍的に伸びているわけではない。
  • 取り入れにくさと感じるのはなぜ?スマホがないとできないのは誤解では?
  • スマホ決済以外の方法からチャレンジして還元を利用してみよう。


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キャッシュレス・ポイント還元事業のあらましと現状


キャッシュレス・ポイント還元事業とは、対象店舗でキャッシュレス決済を使用し支払を行うとポイントが還元される政府の事業です。消費増税と同じタイミングで10月1日より始まり、9ヶ月間(2020年6月末)で終了予定です。

公式サイトはこちらです。あらましや利用方法、決済事業者や店舗情報など、必要な情報はここから経由して得ることができます。
キャッシュレス・ポイント還元事業(消費サイト)

この事業での政府のねらいは
  • 消費増税での消費の落ち込みを防ぐ
  • キャッシュレス決済比率を高める
ということです。


日本は、他の先進国に比べてキャッシュレス化が遅れているという現状があり、

世界各国のキャッシュレス決済比率を見ると、韓国は 89.1%10に達するなど、キャッシュレス化が進展している国では軒並み 40%~60%台に到達する中、我が国は 18.4%にとどまる。
出典:経済産業省「キャッシュレス・ビジョン」(平成30年4月)(2019年11月8日アクセス)



政府としては、還元事業をきっかけにして、キャッシュ比率を高めていきたいという目標があります。

では、還元事業を通して、キャッシュレス決済はどれほど普及したのでしょうか?

事業が始まって1ヶ月が経ちました。経済産業省によれば1日に平均10億円分のポイント還元があり、政府が確保していている予算を上回る可能性もあるといいます。取扱店舗も増え続ける傾向にあり、今後さらに上向きになっていくかもしれません。

では、従来のキャッシュレス決済の利用状況から比較するとどうなのでしょうか。

スマホのアプリ紹介サービス「Appliv(アプリヴ)」が実施した「キャッシュレス決済の利用実態調査」によると、


10月から新たにキャッシュレス決済を始めた人は14.7%に対し、以前からの利用者が64.9%と圧倒的に多いことがわかります。


また、もともと利用していた方は10月以降、キャッシュレス決済の使用頻度が上昇傾向にあることもわかります。

この調査でわかることは、還元事業によりキャッシュレス決済にある程度はシフトしたものの、爆発的に増えたというわけではないということです。

キャッシュレス決済は難しい?


普及が爆発的に増えない理由は、消費者側にだけあるようではないようです。対象になる店側、特に中小企業がキャッシュレス決済を積極的に踏み切れず、

このような循環になってしまっているのです。

では、店側、消費者側にキャッシュレスに積極的に踏み切れない原因とはなんでしょうか?

先ほどと同じ「キャッシュレス決済の利用実態調査」では、キャッシュレス決済をやめてしまった人の理由として、次のような結果となっています。


消費者側の普及できない要因に、
  • 使った金額が把握しにくく、使いすぎてしまっても気づかない不安がある
ということが一番に挙げられます。

他には、
  • 使い方がわかりづらい
  • 店によって決済方法に違いがある。
  • スマホを持っていない
などがあります。

店舗側の理由では、
  • 導入コストや決済手数料の負担がかかる
  • 現金化に時間がかかる
などがあるようです。


とはいえ、やはりキャッシュレス決済で還元されるとうれしい


例えば月5万円(消費税込み)の食費のすべてを5%還元可能なスーパーでキャッシュレスで決済した場合、月に2,500円分の還元になります。

還元事業が2020年6月末までなので、今月から始めれば総額2万円の還元になります。

他には、他のポイントとの合わせ技で5%以上の還元も!という情報も多く開示されており、自分にあった環境で活用すれば塵も積もれば…でコツコツお得にお買い物ができますね。

無理なくキャッシュレスを活用しよう


自分にあった決済方法を選ぶ


「キャッシュレス決済」と聞くと、PayPayに代表されるようなスマホのアプリの決済方法等、スマホがないと活用できないというイメージがありませんか?

しかし、お手持ちのクレジットカードや電子マネー交通系のカードでもキャッシュレス決済手段になり得ます。

先の調査でもキャッシュレス決済の決済手段の中で多く使われているのは、圧倒的にクレジットカードが多く、次いでカード型電子マネー、スマホ決済などが続きます。

年代別に見ると、スマホ決済の使用は20代から30代が多く、40歳以上の方にはなかなか取り入れにくい状況がうかがえます。


スマホがなければキャッシュレスが利用できないというのは誤解なのです。
スマホ決済の導入時大型還元などが報道され、新しい決済として注目されたので、新しい事業である今回の還元事業も新しい決済方法で=スマホがないと出来ないというイメージがついたのでしょう。

キャッシュレスを取り入れたい、還元事業の恩恵を受けたいのであれば、無理なく使える「自分にあったキャッシュレス」を見つけて、それから活用を始めてみることがおすすめです。

スマホ決済に抵抗がある、難しそうという方は、例えば、
  • クレジットカードを日常使いし、使用頻度を高くする。
  • 交通系カードでの決済を始めてみる
  • 眠っていた電子マネー(楽天Edyやnanacoなど)を使う。
など手持ちのものを活用することができるのではないでしょうか。

ところで、無理のない決済方法を決めるにあたって調べておきたい点がいくつかありますのでご紹介します。

登録が必要か
特に交通系カードでキャッシュレス還元を受けるためには、そのための登録が必要になります。登録方法やカードの制限など、カード種類によって違いますのでHP等でご確認ください。

還元方法(ポイントの受け取り方)に無理はないか
例えば、楽天Edyではファミリーマートなど一定の場所にある端末で還元を受けることになります。自分の活動範囲に端末があるかどうか確認しておいた方がいいですね。

決済方法ごとに還元の上限があります。
例えば大手カード会社では月に1万5000円分のポイント付与が上限となっています。
他にも月ごとの上限もあれば、1決済ごとに上限を設けている決済方法もあります。こちらもHPで確認できます。


利用店舗を確認してみる


自分の活動範囲のエリアで、使えるお店がどこにあるのか、どのような決済手段があるのか、キャッシュレス決済ポイント還元事業ページで検索することができます。是非いちどのぞいてみましょう。

キャッシュレス決済ポイント還元事業・使えるお店を探す


使いすぎを防ぐには


クレジット決済やスマホ決済など、使った額がわかりにくいものは使いすぎが心配になります。特に複数のの決済を使っていたりすると、引落日も違い確認がより難しくなりますよね。

これを機に、カードでの支払いが家計簿に反映されるMoneyFowardMEなどを利用すれば、カードなどが登録でき、自動的に家計簿に反映されていくので便利です。

過去の記事もご参照ください。

マネーフォワードは秀逸だけど、気をつけたい3つの危険。




また、現金をチャージするタイプの決済であれば、チャージ以上は使えないので予算管理もしやすくおすすめです。

まとめ


今後も国を挙げて推進されていくキャッシュレス決済、新しい情報にどんどんついていかなければならないとなると尻込みしてしまいます。

  • 手持ちの範囲から無理なく始めるとスムーズに取り入れられます。
  • 還元事業のポイント付与は期間が限られますが、決済自体のポイント制度もあります。

お買い物でお得になることがあると嬉しいキャッシュレス、今後も是非活用していきたいですね。


ps.

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工学博士(阪大)、個人投資家。投資歴は20年近く。金融機関に属さず、保険・証券の販売に一切関与しない、完全独立のファイナンシャルプランナー(CFP®)です。アラフォー(?)、2児の父。

今後、日本では好むと好まざるとにかかわらず、どんどん自己責任が問われていくようになるでしょう。自助努力で資産形成していくこと、そしてその方法を中立な立場で伝えていくことが大切だと考え、独立して活動しています。

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