よく、お金持ちになれば
お金の心配が無くなる
と言われたりしますよね。
必ずしも間違ってはいないのですが、
このタイプのアドバイスには
僕も含め一般人にとって見落としがちな
注意すべき点があります。
物事には必ず「原因」と「結果」があります。
お金のことになると、ついそわそわしがちですが、
ここは落ちついて考えてみましょう。
今現在、金持ちだと言われている人のうち、
最初から金持ちだった人はどれぐらいいるのでしょうか?
もちろん相続などで莫大な財産を得た人もいますが、
そうでないなら、最初は小さな資産から始めたはず。
ということは、お金持ちになるために、
今持っている金額は関係ないだろう、
ということが言えそうです。
別の言い方をすれば、お金持ちになるというのは
あくまでも結果であって、原因ではない、
ということなのです。
では、原因はなんなのでしょうか。
これが分かれば、お金持ちへ
一歩近づくことになりますから、
ぜひとも知りたいところですよね。
その前に、まずお金はどういう理屈で
増えたり減ったりするのかを
考えてみると、
「足し算と引き算、そして掛け算」
でしかないことに気付きます。
資産を作っていく上では
実はこの足し算と引き算の部分、こちらのほうが、
今もっている金額の大小よりはるかに大切なのです。
確かに掛け算の部分は資産額に比例しますから、
お金があればあるほど増える、
という状況もありえます。
しかし、資産が少ない最初のうちは
足し算、引き算が非常に大きなウェイトを占め、
また仮に資産額が大きくなったとしても、
足し算引き算の重要性は変わりません。
そして資産を増やすのが上手な人は、
この足し算と引き算の活用法を
心得ている、というわけですね。
ここが肝心なのです。
お金を増やしていく上で、
大小ではなく、足し算、引き算が
大切だということは分かりました。
お金を増やしていくのが上手な人とは
ということを徹底している人のことです。
要は、それだけなのです。
ある意味あたりまえの、
非常にシンプルなルールですよね。
では具体的にどうやるのか。
一つのポイントは
「より多くの足し算が生まれるように、上手に引き算する」
ということ。
これを意識するということですね。
例を挙げると、
のような感じです。
分かりやすくするため、
逆の例も挙げてみます。
お気づきかと思いますが、
「時間を使う」というのも立派な引き算ですので、
時間を節約することで大きなプラスを
生み出すことができます。
また、健康は大いなるプラスですので、
多少のマイナスは十分打ち消してくれます。
このような話をすると、
たまに悪い意味での節約と
混同されることがありますが、
上で挙げた活動の中に悲壮感が漂うような
活動は一切ありませんね。
あるのは、前向きなお金と時間の使い方。
お金を使う罪悪感が…という方もおられるようですが、
むしろ「これ」をやってないから、
罪悪感が募(つの)るんです。
前向きにお金を使っている、という
確かな手応えがあるなら、
罪悪感なんて生まれようがありませんからね。
大切なのは分かった。
でも日常の生活で
「これはプラスだろうか」
「これはマイナスだろうか?」
なんて、ずっと考え続けていたら
疲れ果ててやめてしまうに違いありません。
そうでなくとも、仕事や子育て、人間関係など、
考えなければいけないことが山積みですから。
僕だって、イヤです。
ではどうすればいいのでしょうか?
一つ、アドバイスをしますと
「月に1度ぐらい、お金の使い方を振り返る時間を取る」
といいと思います。
その振り返りの時に役に立つのが、
家計の記録(家計簿)です。
僕は、家計の記録を毎月家族に報告するタイミングで
お金の使い方を家族で話し合う時間をとっています。
(毎月の予算会議)
そうすると、家族で納得しながら、
よりよいお金の使い方、貯め方が
見えてくるという仕掛けです。
これを徹底していけば、
生活の質が明らかに向上し、
貯蓄も増えていきます。
しかも、いつもの活動の中に
組み込んでしまっているので、
特に努力する必要もありません。
毎月の活動が定着してきたら、
1年に1度、より大きなお金の話をすれば、
さらに良くなります。
そのとき、ライフプランを片手に話をすれば
夢の達成確率はぐんと高まるでしょう。
あとは、普段の家計記録ができるかどうかですが、
これはマネーフォワードなどのツールを
うまく利用すれば無理なく続けられると思います。
メルマガ読者さんには、
シンプルに続けられる家計記録シートも
プレゼントしていますので
よかったらそちらも受け取って下さい。
ということで、いつものことなのですが
結局は家計に到達するんですよね。
「最も大切なことは、最も身近にある」
お金の、奥深いところです。
マネーフォワードを使う場合は、
こちらにも注意しながら
上手に活用してください。
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